財務改善道場

2020.08.16

小規模事業者のための財務体質強化シリーズ~コロナに打ち勝つ!!~第5回目~

2020.08.10

小規模事業者のための財務体質強化シリーズ~コロナに打ち勝つ!!~第4回目~

2020.08.10

小規模事業者のための財務体質強化シリーズ~コロナに打ち勝つ!!~第3回目~

2020.08.10

小規模事業者のための財務体質強化シリーズ~コロナに打ち勝つ!!~第2回目~

2020.08.10

小規模事業者のための財務体質強化シリーズ~コロナに打ち勝つ!!~第1回目~

財務改善コンサルタントとして、約40年の実績を活かし、今回のコロナで経営危機に

陥った企業の皆様にお役に立つ情報を提供したく、このシリーズを始めました。

2020.04.06

コロナ融資への取り組み方

借入金の申込については、この図のように慎重に検討しましょう。

これは、当社の社員も全員にも配布しています。

※図をクリックするとPDFで開きます

 

 

2019.11.05

財務地質改善道場(BS編①)

財務諸表3表の関係を図にしてみると以下の様になります。

貸借対照表が教えてくれるもの

  1. 決算日時点での財産目録と呼ばれています。(資産・負債・純資産等の額)
  2. 過去の経営判断の集大成・・・経営の通知表です。
  3. 会社が解散するまで数字は何年も継続します。
  4. 企業存続の安全性を見ることもできます。
  5. 固定資産の部をみるとその会社の業種がわかります。
  6. 企業存続の改善ポイントを示します。(安全な会社作りはこの強化から・・)

損益計算書が教えてくれるもの

  1. 利益(損失)がどこから出たかが分かります。
  2. 税務署から見たら税金計算書です。
  3. 決算が終わったら期首には0にリセットされます。
  4. 企業収益構造の改善ポイントを示します。

C/F(キャッシュフロー計算書)が教えてくれるもの

前期と今期の現預金残の増減の理由(原因)を示すものです。
①営業活動  ②投資活動  ③財務活動・・に分かれます。

2019.11.05

財務地質改善道場(BS編②)

財務諸表を読める(理解できる)メリットとは

  1. 現状を隠さず厳しく捉えることができます。
  2. 今まで見えなかった問題点・原因を発見できます。
  3. 幹部と危機感を共有出来ます。
  4. 改善のスタートとなり、解決策・改善策へつながる行動が生まれます。
  5. P→D→C→Aのサイクルを回すために、数字が必要不可欠と分かります。
  6. 経営計画のスタートは、この数字の改善策からということが分かります。
  7. 安心・安全な会社へのヒントがたくさん隠れています。

貸借対照表を図に書いてみると

  1. 創業当初は右の「自己資本」+「他人資本」で調達しています。
  2. その調達されたお金を左に投下して、必要な資産を購入しました。
  3. この資産をフル回転させることで、企業は利益を上げていきます。
  4. 簿外資産・簿外負債に注意が必要になります。
  5. 剰余金は創業から今日までの、利益(欠損)の合計が表示されます。
  6. この表は、経営者のこれまでの「意志決定の積み重ね」とも言われています。
  7. 財務体質が強いか・弱いかは、この表が教えてくれます。
2019.11.05

財務地質改善道場(BS編③)

キャッシュフロー計算書を図にしてみると
(図5)

1:営業キャッシュフロー(営業活動で得られたキャッシュ)

商売上の取引によるキャッシュの流れを把握します。
仕入~在庫~売上~諸費用の一連の営業活動を通じて、どれだけのキャッシュを獲得したかを示します。

(キャッシュがプラスになる要因) (キャッシュがマイナスになる要因)
①税引前当期利益
②減価償却費
③売掛債権の減少
④在庫の減少
⑤割引手形の増加
⑥買掛債務の増加
⑦その他
①法人税などの支払い

②売掛債権の増加

③在庫の増加

④割引手形の減少

⑤買掛債務の減少

⑥その他

2:投資キャッシュフロー

将来の利益獲得や資金運用のために、どのような投資と回収をしたかを見ます。

企業の今後の投資計画を見る上で、重要な情報源です。

(キャッシュがプラスになる要因) (キャッシュがマイナスになる要因)
①定期制預金の解約や払い戻し

②有価証券の売却収入

③固定資産の売却収入

④貸付金などの回収

⑤その他

①定期制預金への預け入れ

②有価証券の購入

③固定資産の購入

④貸付金などの発生

3:財務キャッシュフロー

どの程度の資金が調達され、または返済されたかを示します

(キャッシュがプラスになる要因) (キャッシュがマイナスになる要因)
①借入金の増加

②増資などの増加

③その他

①借入金の支払い

②配当金の支払い

③その他

 

キャッシュフロー計算書は、図のように3つの部門に分かれて表示されます。
1が営業活動で得られたキャッシュを表示します。
2が今後の投資の為にどれだけキャッシュを回したかを表示します。
3がどのような資金繰りをしてきたかが表示されます。

 

仮に営業キャッシュフローがマイナスであったり、投資キャッシュフローが多すぎて資金繰りに支障をきたした場合には、新たな資金調達が必要になります。
その分が財務キャッシュフローに表示されることになります。

 

企業は、決算の度ごとに貸借対照表や損益計算書ばかりでなく、このキャッシュフロー計算書を作る事で1年間のお金の流れを見ることができます。

 

企業の経営危機の最大のものは、資金繰りの悪化によるものでしょう。
経営者は、損益ばかりでなく、常に資金繰りに注目する必要があります。

2019.10.17

財務改善のためのヒント集①【売上】

 

ここからは、上図の各ブロック別に深めて行きましょう。
その1番目は、売上です。

 

売上は単価×客数×購買頻度で決まることは前回申し上げました。ここで大切なことは、どのような商品(サービス)が顧客に支持されるかと言うことです。今ある商品(サービス)の単なるリニューアルで済むのか、または新商品(サービス)にシフトするのか、この市場を見極めることが重要です。

 

SWOT分析の記事でお話したように大切なことは市場を読むことです。商品(サービス)にいかに自信があっても、それが市場から支持されなかったら宝の持ち腐れに終わります。市場(顧客)のニーズに合わせた商品(サービス)しか支持されないことを確認しましょう。

 

そのためにもSWOT分析~クロス分析を定期的にやることで、市場(顧客)の流れを敏感に読み取り、そのニーズにあった商品(サービス)を提供し続ける企業だけが、今後生き残っていくものと思われますから既存の商品(サービス)が支持されている今のうちに新規の商品(サービス)の研究開発にも力を入れる必要がありますね。

 

大切なことは、誰に・何を・・」の視点で考えることです。ややもすれば、「何を・誰に・・」と考えがちです。しかし、これはあくまで内側からの発想であって、自社の持っている商品・サービスが果たして世の中に受け入れられるかはわかりません。どんなに素晴らしい商品・サービスを持っていたとしてもお客様の支持がなければ、期待した結果に繋がらないことは多々あります。

 

「誰に」を決めることはターゲットを絞り込むことになりますからもしここがうまくフィットすればお客様からの爆発的な支持を受ける可能性が十分にあります。

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