売上高から売上原価(製造原価)を差し引いたものが粗利益(売上総利益)です。業種によってはこの原価部分がないこともあります。(サービス業など)
企業は、この粗利益からすべての支払いを行います。
従って、粗利益が少なければ上記の①~⑦までのどこかを削るか、または極端な場合、支払いに窮することになります。好景気の時は、売上さえ上がれば粗利益もそのまま付いてくると言う場面が多かったのですが、不景気になると売上そのものが下がってきますから、主な手段は以下の二つになります。
ここでのポイントは、①の粗利益高を上げることでしょう。売上は、お客様との関係で決まります。しかし粗利益高は、社内の工夫によって上げることができます。具体的には「一人当たり粗利益高アップ」を目指すことです。
そのためには、会社全体でこれまでの売上を作る仕組みを、全面的に見直すことをお勧めします。社員一人一人が、どのようにすれば今以上に粗利益高をアップすることが出来るかを全社的に作って行きましょう。